栃木県のイチゴ狩り
栃木で最大のいちご狩り産地は、益子町の「JAはがの 益子観光いちご団地」で、いちご生産量は日本一でイチゴハウス111棟、いちご狩りは時間無制限の食べ放題です。また、小山市の「いちごの里」は、年間20万人が来場する日本最大規模?*1のイチゴ狩り農園です。真岡いちごまつり
例年5月中旬に真岡市で開催される大規模なイベントです。イチゴ狩りは、大人1000円で、とちおとめを60分食べ放題、1パック持ち帰りできます(2014年)。定員は1500人ですが、2013年には約5000人の応募があったそうです。申し込みは、往復はがきによる応募のみになっています(2014年は4月1日〜4月16日)。イチゴ狩りの他に、摘んだイチゴの重さを競う「いちごキングコンテスト」や「イチゴのヘタ飛ばし」など盛りだくさんの内容になっています。
近年開園のイチゴ観光農園
・足利市 JA足利アグリランドいちご農園 2011年
・宇都宮市 ハート&ベリー「苺の楽園」 2011年
・真岡市 「井頭観光いちご園」 2009年
・日光市 「日光ストロベリーパーク」 2008年
・足利市 「福地園芸」 2007年
栃木のイチゴ
栃木県の2006年のイチゴ収穫量は約3万200トンで、39年連続日本一となるイチゴ王国です。産出額は269億円で、2位は福岡県(174億円)。二宮町を中心に、芳賀地区や鹿沼市が主要な産地となっています。栃木県は、冬の日照時間が全国で2番目に多く、イチゴの生産に適しているのです。
いちご狩り専用いちご「とちひめ」
「とちひめ」は、栃木県が開発した観光農園用の品種で、たいへん柔らかいために出荷することが困難で、イチゴ狩りや直売用に栽培されています。とちひめは、とちおとめよりも大粒で、酸味が少なく、とてもジューシー、皮がとてもやわらかい。品種登録2001年。
期待の新品種「スカイベリー」
とちおとめの後継として栃木県が開発した新品種です。品種登録名は「栃木i27号」ですが、愛称(商標登録名)が「スカイベリー」となっていて、大きさなどの基準を満たしたものを「スカイベリー」として販売する栃木県のブランド戦略です(ただし、基準はまだできていません2013年1月現在)。
とちおとめよりも大粒で、日持ちが良いので、贈答用にも適しています。スカイベリーの名前は、粒の大きさやおいしさが「大空に届くような素晴らしさ」との意味を込め、皇海山(すかいさん)にちなんでいるそうです。平成24年「スカイベリー」商標登録。本格出荷は平成26年末頃になりそうです。
栃木県内のイチゴ狩り園 一覧
いちご狩りの期間は、気候状況によって前後することもあります。また、料金や栽培品種等は変更されることがありますので、各農園にご確認ください。■ 栃木県北部
那須郡那須町(なすまち)
・お菓子の城とお花の城 那須ハートランド いちごの森:12月〜6月上旬、30分食べ放題。高設ベンチ栽培。ハウス14棟。品種は「とちおとめ」
・りんどう湖ファミリー牧場いちご園:1月〜4月末、約300gの摘み取り体験(予約優先)。りんどう湖ファミリー牧場の入園料は別途必要。品種は、とちおとめ、章姫、紅ほっぺ。高設多段式栽培。
那須塩原市(なすしおばらし)
・しおばらいちごランド:12月下旬〜5月、 30分間食べ放題。品種は、とちおとめ。とちひめは、直売のみ。
・花家族:1月〜6月、とちおとめ 30分間食べ放題
那須烏山市(なすからすやまし)
・南那須観光いちご園:1月〜5月下旬、30分食べ放題。品種は、とちおとめ、とちひめ。
(市町村合併前は南那須町で、いちご園の旧名は「南那須町観光いちご園」でした)
・石川いちご園:とちひめは3月から。
■ 栃木県東部
芳賀郡益子町(ましこまち)
・JAはが野 益子観光いちご団地:生産量日本一、イチゴハウス111棟。12月〜5月末、時間無制限の食べ放題。品種は、とちおとめ。
芳賀郡芳賀町(はがまち)
・芳賀いちご園:「道の駅はが」に隣接したイチゴ園。1月〜5月、30分食べ放題。品種は、とちおとめ、とちひめ。
・高松農園 はがいちご園:1月〜5月中旬。品種は、とちおとめ、とちひめ。
真岡市(もおかし)
・JAはが野 井頭観光いちご園:1月上旬〜5月、時間は無制限です。品種は、とちおとめ。高設ベンチ、土耕あり。いちご狩り入園料と温泉入館料のセットプランあり。4軒の農家で、敷地面積約1.2haの栽培
・ストリベリー・サギヤファーム:時間無制限の食べ放題。とちおとめ、とちひめ
旧 二宮町
・猪野さん家のいちご農園(いのさんちのいちご農園):2月〜5月。とちひめ
・小島農園:12月〜5月。とちおとめ、とちひめ
・イイヤマ農産:期間限定(未定 2013年3月4日現在)
■ 栃木県西部
鹿沼市(かぬまし)
・わたなべいちご園:1月〜5月、30分以内食べ放題。品種は、女峰。とちひめは直売。土耕栽培。
・農業生産法人かぬま 出会いの森いちご園:1月〜5月下旬、30分間食べ放題。品種は、とちおとめ、とちひめ。バリアフリー対応高設栽培。
・フレッシュ園渡辺:1月上旬〜5月下旬。とちおとめ。完全予約制。
宇都宮市(うつのみやし)
・福田いちご園:12月〜6月中旬、30分食べ放題。品種は、とちおとめ。高設栽培。
・ハート&ベリー「苺の楽園」:12月上旬〜6月上旬、入園料大人300円で量り売り。高設ベンチ栽培。
・宇都宮市農林公園 ろまんちっく村:収穫体験(食べ放題ではない)2月〜4月、摘み取り計量。
・高松農園 上籠谷いちご園(かみこもりやいちごえん):12月上旬〜5月上旬。品種は、栃おとめ、とちひめ。
日光市(にっこうし)
・日光ストロベリーパーク:12月中旬〜6月下旬、30分食べ放題。品種は、とちおとめ。土耕栽培(12棟)、高設栽培(8棟)、土耕か高設は選べない。
・里山いちご園:2013年3月現在閉園中。3月〜5月、35分食べ放題。
■ 栃木県南部
栃木市(とちぎし)
・観光農園「アグリの郷」:12月上旬〜5月上旬、30分間食べ放題。品種は、とちひめ(予約制で100円増)、とちおとめ。農産物直売所もある。
(旧大平町)
・高楽園:1月〜5月、30分間食べ放題、要予約。品種は、とちおとめ。高設栽培。
小山市(おやまし)
・いちごの里 湯本農場:完全予約制、時間厳守。12月〜5月中旬、30分食べ放題。品種は、とちおとめ。ケーキ作り体験教室、農場内にカフェ・レストランなどもある。150棟のビニールハウスの大規模農園。
佐野市(さのし)
・佐野観光農園 「いちご畑」(アグリタウン花の停車場):12月〜5月中旬、30分食べ放題。障害者用ハウスあり。予約優先制で、混み合う日は、二週間位前に満員になるという。いちごの他にも、農産物、花、園芸資材の販売されている大規模農園
・どまんなか田沼観光農園:1月〜5月末。農園のホームページを見たと言って前日までに予約すると100円割引。「道の駅 どまんなかたぬま」に隣接した農園。
・桃梨の里観光果樹園「まつもと果樹園」:1月〜5月中旬
足利市(あしかがし)
・JA足利アグリランド いちご農園:1月〜5月下旬、30分食べ放題。とちおとめ。
・福地園芸:30分間食べ放題
足利市福居町1516-2、0284-73-4956
下都賀郡岩舟町(しもつがぐんいわふねまち)
・観光農園いわふね いわふねフルーツパーク:12月中旬〜5月中旬、予約制。イチゴハウスは77棟ある。トマト狩りは11月〜6月上旬。



●栃木県周辺のいちご狩り
・茨城県 群馬県 埼玉県 新潟県
●関連リンク
・栃木のブルーベリー狩り
注
*1 有限会社いちごの里湯本農場 プレスリリース2013年03月08日 より。この農場は、カフェなどの施設や、ブルーベリー狩り、サクランボ狩りなどもできる農園であるので、「年間20万人が来場する」という意味が、イチゴ狩りの人数だけであるのか、それ以外も含むのか?

![]() 一粒1万円のイチゴとしてメディアで有名 |
![]() 栃木県が開発した新品種で、大粒で日持ちも良いので贈答用に適しています |
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