職業訓練の適性検査
適性検査のある職業訓練もたくさんあります。この適性検査は、一般の会社などでよく用いられるPSIなどとは、ちょっと異なり、正式には「厚生労働省編一般職業適性検査」(GATB:General Aptitude Test Battery)というペーパー検査です。この検査は、仕事を遂行する上で必要とされる代表的な7種の能力を測定することで、能力面からみた個人の理解や適性職種の理解を図り、どのような仕事が適しているかをみるものです。
一般職業適性検査は、職業訓練の選考の他にも、ハローワークでの職業相談や職業指導に活用されています。そのため、「適職について悩んでいる人」のために、希望者に集団で検査を受けさせてくれるハローワークもあります。
検査される項目
・知的能力
説明・教示や諸原理・諸概念を理解したり,推理し,判断したりする能力。一般的な学習力
・言語能力
言語相互の関係および文章や句の意味を理解し,それを有効に使いこなす能力
・数理能力
計算を正確に速く行うとともに,応用問題を解き,推論する能力
・書記的知覚
文字や数字を直感的に見分け,違いを見つけ,校正する能力。文字や数字に限らず,対象をすばやく知覚する能力
・空間判断力
立体形を理解したり,平面図から立体を想像したり,考えたりする能力。物体間の位置関係とその変化を正しく理解する能力
・形態知覚
物体あるいは図形を見比べて,その形や陰影,線の太さや長さなど細かい差異を正確に見分ける能力
・運動共応
データ入力等,眼で見ながら,手で迅速な運動を正しくコントロールする能力
検査時間
ペーパーテスト(紙筆)は、45〜50分です。
検査結果
訓練に必要な基準値に達していることが必要のようです。
対策
本来なら対策などは必要がなく、自分本来に向いた職業であるなら、必要な基準に達するものと考えられます。
しかし、どうしても合格したいので、適性検査なんかで落ちたくないと考える人もいるでしょう。
適性検査は、ひとつひとつの問題は簡単なのですが、短時間で多くの問題を解くため、慣れていないと、かなり難しいです。しかし、一般職業適性検査は、それ自体は市販されていません。
そのため、一般の会社への就職向けで市販されているPSIなどの本を購入して練習する方が多いようで、それで十分だったという声が多いです。
また、ハローワークの職業相談の一環として実施しているところもあるので、ハローワークに相談する方法もあるでしょう。
参考になるサイト
雇用問題研究会:例題が1問あります
・ハローワーク横浜 平成19年3月実施
一般職業適性検査(GATB)の実施(検査時間 約45分)
毎回、すぐに定員に達してしまう人気の高い講座です。
・ハローワーク越谷 職業適性検査 平成19年2月実施
体験談
ポリテク関東:nmさんの投稿より抜粋[2004/3]適性検査そのものは、厚生労働省謹製の検査で、数珠つなぎの○の中に点を素早く打っていくものから始まり、文章の正誤判別や図形の判別単純な計算問題などで、どれも現実には不可能な問題量/時間です。これらを問題ごとに、試験官の「始め」「やめ」の号令にしたがって解いていくわけですが、結構まわりがページをめくる音が早かったりしてあせってしまいます。だけど、超速で解いていた隣の兄ちゃんの解答を、鉛筆置いたあとにのぞき見たら、もろ間違ってたりして(笑)。やはり問題量にあせらず正確に解いていくことも大切なようです。
自分は高橋書店の「就職試験によく出る 適性・適職問題」と成美堂出版の「就職試験の適性検査」というのをやりました。(管理人注:nmさんのご紹介してくれた本は、最新版にリンクしました)
長野県 松本職業能力開発促進センターに合格したBGLさんの投稿より抜粋[2005/9]
職業適性検査は厚生労働省が出している簡単な問題を解く小冊子を行いました。多分授業について行けるかという事を判断するためと思います。 内容的には簡単な足算、引算、掛算、割算、左の文字列と右の文字列とは何文字違うか。後は展開図を見てどの図形になるかという問題等 が出てきました。ゆっくりやればなんて事無い問題ですが、制限時間が一項目につき3分ですから焦りますよね。 他の県は知りませんが、長野地域は適性検査はそれでした。
大阪の財務会計実務科を受講している方の投稿より抜粋[2004/8]
適性検査は厚生労働省の適性検査でした。私は一般の就職用適性検査問題集をやりました。それで十分だと思います。県外にもかかわらず合格できました。
サングリアさんの投稿より抜粋[2006/6]
私は東京ですが、適性検査の他に面接がありました。 合格してから知ったことですが、個人の経歴、面接での受答え(志望動機など)によって『早期就職が望める』という判断で受講できたそうです。 最近は就業実績を数字で残すことを要求され、職業訓練自体風当たりが強いとは聞いていましたが、事実でした。 適性検査は訓練に支障がないかを見極める程度だと職安の人も言っていたし、書類選考に自信があれば十分カバーできるんじゃないでしょうか。
あささんの投稿より抜粋[2006/6]
「同じ図形を探す」「φ5mm程度の○の中にはみ出さないように点を書く」「同じ形の文字を書き続ける」等、事前に勉強しようのない検査でした。というか事前に練習しても意味がないというか。 私が受けた印象ですが、あの適正検査は一般的な授業についていける判断力と常識があるかどうかを検査するもので、結局は面接に重点が置かれていたと思います。 あせってもどうしようもない適性検査にふりまわされるよりは「受講したい講座の希望理由と就職への展望」を整理して面接に対しての心の準備をしておいたほうが有意義だと思います。





